二月二日にTOHOシネマズ二条で行われた『嘘八百京町ロワイヤル』舞台挨拶つき上映の内容と舞台挨拶の感想です。
舞台挨拶は録音・撮影等禁止でした。
本記事は筆者の記憶に基づく書き起こしである旨ご承知おきください。
嘘八百京町ロワイヤルのロケ地巡りの記事はこちら⇩
嘘八百京町ロワイヤルの感想・「はたかけ」誕生秘話はこちら⇩
目次
嘘八百京町ロワイヤル 舞台挨拶の内容
嘘八百京町ロワイヤルの舞台挨拶は上映前に行われました。
そのため、皆さんネタバレに気を使って話されていました。
そのため、こちらの記事には内容に関するネタバレ等は含まれません。
安心して読んでお読みください。
登壇者
小池則夫 役:中井貴一さん
野田佐輔 役:佐々木蔵之介さん
橘志野役 :広末涼子さん
京都の映画館
嘘八百シリーズは地域密着型の映画です。
前作は大阪の堺、今作は京都が舞台となっています。
そのため、映画館の上映も京都は気合が入っているようで佐々木さんは「京都で四館舞台挨拶をしたのは『万引き家族』以来だそうです!!!」と大変喜んでいらっしゃいました。
また、中井さんは時代劇の撮影でよく京都に来られるということで、「京都に来た時に映画を観るときはいつもTOHOシネマズ二条なんです。いつも見ている側なので今日は不思議な感じです。」と仰っていました。
中井さんのような大物もTOHOシネマズ二条で映画を観るんですね。
なんか意外で驚いてしまいました。
京都での撮影
嘘八百京町ロワイヤルは題名にもある通り京都で撮影されています。
撮影自体はどうだったのか尋ねられると、中井さんは「この『嘘八百シリーズ』はいつも撮影帰還が短くて、前作は16日、今作は20日で撮り切りました。」とお話されました。
そのため広末さんは「撮影期間も短くお二人についていくのに必死でした。今回は茶道の所作とホステスとしてタバコを吸う仕草をコソ練(陰でこそこそ練習すること)してました(笑)」とお話されていました。
撮影時期は丁度3月にかけての極寒の時期だったそうで、とにかく寒かったと皆さん話されていました。
中井さんは「前作も同じくらいの時期で、近くにトイレ借りれるとこがコンビニしかなくて毎回何か買わなきゃいけなかったんですよ。でも今回は美容院と不動産屋さんが目の前にあったので毎回不動産屋さんにトイレを借りてました。とても助かりました(笑)新大宮商店街は私たちのホームです。」とにこやかにお話されていました。
佐々木さんは「でも不動産屋さんと仲良くなったおかげで、俺なんて最後に土地の営業されましたからね。買わなかったですけど。しばらく後に知ったんですけどその土地シャングリ・ラ ホテルが建つんですよ!俺買えないですって!」と話すと、中井さんに「買えばよかったじゃない(笑)」と突っ込まれていました。
とにかく寒かったという撮影。
はす向かいに中華のサカイ本店があったということで度々食事をしたそう。
「寒くて温まりたくて入ったら冷麺(冷やし中華)が名物だったんですよ!さすがに寒いから他のもの頼んでたら、最後にお店のご厚意で冷麺をいただきました。でもその後は一回も冷麺は頼んでません(笑)」と一同楽しそうにお話されていました。
私も嘘八百京町ロワイヤルのロケ地巡りで中華のサカイ本店にお邪魔してきました。
こちらの記事も一緒に読んで頂けるとより詳細にわかると思います。
佐々木さんは京都出身。
会社員時代は二条駅まで自転車で来て、そこから大阪まで電車で通われていたそう。
そういう意味でも今回の舞台挨拶はくすぐったいような気持ちだと仰っていました。
嘘八百京町ロワイヤルの見どころについて
佐々木さんは今回初めて蹴ろくろに挑戦されたそうで、「映像としては面白いものになったと思います。今でもやられている方は非常に少ないそうです。見た目以上に回らなくて、足が筋肉痛になりました。」とお話されました。
陶芸家としての佐輔を演じるにあたって、前作は土を捏ねるシーンが印象的でしたが、今作ではグレードアップして蹴ろくろ・登り窯のシーンも釜焚き以外はすべて佐々木さんが自身で担当されています。
広末さんは「この撮影ではお二人についていくのに必死でした。それでも二人を転がす役を全うできるように頑張りました。特にクライマックスの渉成園でのシーンは観ていただきたいと思います。また、お宝開運コメディということで、この作品を観た皆様にいいことがありますように。」と笑顔でお話されました。
中井さんは「僕はまだ出来上がった作品を観ていないのですが、坂田師匠が本当に自由で。こっちがやりにくくて(笑)勉強にもなりましたけど。もし、彼がちゃんとセリフを言えていると皆さまが感じれば、それは私たちの力ではなく神様の力です(笑)」と坂田師匠との想い出が多いようでした。
まとめ
三人ともとても仲が良さそうで、特に前作からの中井さんと佐々木さんは息がぴったり。
プライベートでも二人は時々会っているとお話されていました。
私の中で響いたのは
「喜劇というのは演じてる人が辛くなくてはいけない。
辛くて辛くてどうしようもないという、その辛さの先に初めて笑いが生まれると思っています。」
と話された中井さんの言葉です。
普段映画を観ているだけでは知ることができない、役者の心意気や撮影現場の楽しさを垣間見ることが出来たと思います。
皆さんもぜひ、舞台挨拶や試写会があるときは観に行ってみてはいかがでしょうか!